腰痛持ちの最良の寝方
毎朝、腰が痛くてサッと起きられないあなたへ!
長年、慢性的な腰痛で悩んでいる人で、「朝起きる時が特に辛いんです」というお声を患者さんからよく耳にします。
もしかしたら、寝方が悪かったり、布団、マットレス、枕などの寝具が関係しているかも知れません。
寝方について
1. 仰向け
仰向けは一番多い寝方だと思います。
※長所
最も人間の寝方としては自然で、身体が左右対称になるため背骨や骨盤の歪みが起こりにくい。
※短所
首と腰に負担がかかりやすく、腰が伸びた状態が長くなります。
また、重力によって舌根が沈み、いびきや睡眠時無呼吸症候群になりやすくなります。(特に肥満の人)
2. 横向き
身体への負担が最も少ないが、身体の歪みに注意が必要です。
※長所
腰への負担は最も少ない。
※短所
片方の肩や腰に体重が集中して身体の歪みの原因になる。
3. うつ伏せ
※長所
犬や猫に代表されるように、多くの動物はうつ伏せで寝ます。 胸やお腹を隠すことによって内臓を守り安心感が生まれ眠ることができます。
※短所
胸やお腹を圧迫するため、深い呼吸がしづらくなります。
腰が反りすぎてしまい、腰痛の原因になります。
首を左右どちらかに向けて寝るので、首や肩に負担がかかります。
腰痛持ちやぎっくり腰の時は横向きで寝ましょう!!
腰が痛い時は、横向きで膝を曲げて背中を丸くする事で腰部の筋肉が緩み痛みをラクにすることができます。 抱き枕を使ったり、膝の間にクッションや座布団を挟むのも効果的です。
出来るだけ左右均等に、横向きで寝るのが良いですがラクな向きで大丈夫です。一般的には痛いところが上になるようにするのが良いと思います。
腰が痛い時は、腰を伸ばした方が良いと思い仰向けで寝ようとする人がいますが逆効果です。
どうしても仰向けで寝たい時は、膝の下にクッションや座布団を入れると腰部の筋肉は緩みラクに寝られると思います。