腰痛防止のコルセットの注意点

- update更新日 : 2023年06月23日
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コルセット(腰痛ベルト)をしないと不安で仕事や家事に集中できない人がいます。

慢性的な腰痛持ちの人に多く、中には座骨神経痛を発症している人もいます。

コルセット(腰痛ベルト)

コルセットのメリット、ディメリットについて

コルセットの使用目的は、下腹部を圧迫して腹圧を高めることによって

腰部や骨盤部の筋肉や靱帯、関節の負担を減らして

インナーマッスルを安定させることによって

腰痛を防止したり、緩和させることが出来ます。

そのインナーマッスルとはお腹の深層にある

腹巻きのような構造をした腹横筋と呼ばれる筋肉です。

腹横筋

腹横筋は自前の天然のコルセットと言われている腰痛に関係する筋肉です。

腹横筋の他にも、上半身と下半身をつないでいる腸腰筋や

内臓を支えている骨盤の下部にある骨盤底筋などの安定強化が図られれば

コルセットは必要がありません。

つまり腰痛に関係する体幹のインナーマッスルが安定強化していれば

コルセットは必要がありませんし、むしろコルセットをし続けることによって

筋力低下がおきるデメリットが大きいです。

コルセットをした方が良いケース

介護従事者

  • ぎっくり腰になったが働かなくてはならない場合。
  • 骨粗しょう症で圧迫骨折がある高齢者。
  • 日常的に重い物を動かしたり運んだりする人。(建築土木業、製造業、運送業など)
  • 人を看護したり介助する人。(医療介護従事者)

* ただし、仕事以外やリラックスしている時はしない方が良いです。

コルセットをしない方が良いケース

座りっぱなしで腰が痛い

  • デスクワーク中心であまり動かない人。(事務職)
  • 立ち仕事で不安だからといつもコルセットをしている人。(接客、販売等)
  • 長時間の車の運転でコルセットを手放せない人。(トラックやタクシーの運転手)

長時間の座りっぱなしや立ちっぱなしや車の運転で腰が痛い人は

座る時の姿勢や立つ時の姿勢や運転姿勢に問題がある人が多いです。

背骨や骨盤が歪む事によって腰痛が起きていると思いますので

当院での施術対象になります。

コルセットに頼らない生活のお手伝いが出来ると思います。

座る時の姿勢が大事!

[座骨で座り骨盤を立てる]

正しい座り方

座骨で座る

背骨や骨盤は座る時に歪みやすいので注意が必要です。

イスの座面に座骨(お尻の下の骨)があたるように座ると

骨盤が真っ直ぐに立つので腰痛防止になります。